今年の北川民次の展覧会
久保は、義祖父が80歳を迎える記念で、真岡小学校に「久保講堂」を寄付して、その完成を祝う行事として、久保は真岡小学校の生徒から約2000枚の絵を提出してもらったそうです。その審査方法がユニークで、教師を参加させないで、「児童画公開審査会」という公開審査を久保講堂で行ったという。そして傍聴者が自由に発言できる審査会だったという。この年に、久保は北川民次と出会っているようだが、果たして、「児童画公開審査会」の前に出会ったのか後だったのか不明。
久保記念観光文化交流館美術品展示館の8月8日から開幕する「生誕130年北川民次展」では、瀬戸市美術館所蔵の油彩画を中心に、真岡市所蔵の久保コレクションの中から、瀬戸の風景やメキシコの風俗をテーマにした版画作品も併せて紹介される。
真岡市は普段でも、北川が描いた久保の肖像画を含めて、久保が所蔵している北川作品224点を展示替え行いながら随時公開している。
そして、真岡市まちかど美術館では、連動企画として「北川民次に出会った作家たち」展が既に開幕している。同展では、真岡市所蔵の久保コレクションから、瑛九の版画作品、北川の版画制作に関わった渡辺行久や木村茂、北川に師事した安藤幹衛や竹田鎮三郎など、北川と交流した作家たちの作品を紹介している。
生誕130年 北川民次展
久保記念観光文化交流館美術品展示館
8月8日から10月6日まで
北川民次に出会った作家たち
真岡市まちかど美術館
9月16日まで
「特別展 生誕130年記念 北川民次展―メキシコから日本へ」は、現在、名古屋市美術館で開催中。9月から世田谷美術館、来年1月に郡山市立美術館と巡回する。
30julio2024
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