軌跡を回顧する旅へ 芥川(間所)紗織
美術館10館が所蔵する芥川(間所)紗織の作品展が4月から12月にかけて各館期間限定で開催される。是非観てみたい。
これはプロジェクトMuseum to Museumとして、各館が主催・企画するもので、「ひとりの画家の作品を複数の場所を通してみたときに見えてくる紗織の独自性や時代性に気づく」ことができる。
10館とは...
川崎市岡本太郎美術館
栃木県立美術館
国立国際美術館
豊橋市美術博物館
刈谷市美術館
名古屋市美術館
高松市美術館
横須賀美術館
東京都現代美術館
東京国立近代美術館
芥川紗織は、「タマヨのよく使う醗酵した様な異様な黄色や紫や桃色にひきつけられたのです」と、メキシコのタマヨの大ファンになった経緯を綴った一文を見つけた。この文章の初出は、「美術批評」(美術出版社、1955年10月1日発行)。1955年は、芥川紗織がメキシコ美術展で、メキシコ絵画と出会った年。メキシコ壁画について、「国と国民の生活と作家がこんなに密接につながっている国を素晴らしいと思いました」とも書き綴っている。なんともこちらもこっぱずかしいぐらいに感じるほど、メキシコ絵画を絶賛していただいている。
2abril2024
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