岩波書店の図書5月号から
偶然なのか編集部の意図があってのことなのか。
図書5月号に、ラテンアメリカ文学者とスペイン文学者の二人が寄稿されていた。
ラテンアメリカ文学者の木村榮一さんの「本との出会い」。
スペイン文学に飽き足らないでいた頃、メキシコ人から贈呈されたフリオ・コルタサルの『石蹴り遊び』がきっかけになって、ラテンアメリカ文学作品の翻訳家の道に。そして、この3月に、「ガルシア=マルケスの詳細をきわめた伝記」の翻訳をだすことになったという話。
もうひとりは、スペイン文学者の清水憲男さんの「スペインから見た夢ーF.リコ『ユマニスムの夢』邦訳によせて」。この邦訳にあたっては、ギリシャ哲学の田中美知太郎の『時代と私』と東洋思想の中村元の『東洋人の思惟方法』などの読書ベースがあったという話。
清水憲男さんから都内某所で、この図書5月号を頂いていた。
15mayo2023
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