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2023年2月13日 (月)

聾者のスペイン女優、ゴヤ賞ノミネート


1987年に設けられた、スペインの映画賞のゴヤ賞(Premios Goya)で、初めて聾唖者の女優Miriam Garlo(ムルシア出身)さんが、今年の短篇映画の主演女優賞にノミネートされた。


映画『Sorda』(sordaは、聾者の女性名詞)は、Miriam Garloさんが演じる聾者Ángelaは、聴者のパートナーDaríoと、それに、7羽の鶏4匹の犬と暮らしている話で、二人の間にはコミュニケーションの問題があったが、こどもを持つことになる。


日本で、数年前に、聾者の監督、牧原依里さんが制作したドキュメンタリー映画『LISTEN』を、「育成×手話×芸術プロジェクト」シンポジウムにパネリストとして、参加した牧原依里さんのお話から知った。その時、現在開催中の「恵比寿映像祭2023」のコミッション・プロジェクトの選出作家のひとり、金仁淑(キム・インスク)さんもパネリストとして参加されていた。


監督の牧原さんは、「日本では聾者の役をなぜ聴者の役者が演じるのか」と指摘されていた。


ドキュメンタリー映画『LISTEN』は、恵比寿映像祭2023でも上映されました。

https://www.facebook.com/EnLenguaDeSignos/videos/753635106085726/

恵比寿映像祭2023 ドキュメンタリー映画『LISTEN』
https://www.yebizo.com/jp/program/2384

恵比寿映像祭2023
https://www.yebizo.com/jp/

ドキュメンタリー映画『LISTEN』公式サイト
https://www.uplink.co.jp/listen/

13febrero2023

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