ポーラ美術館コレクション展「甘美なるフランス」Bunkamuraザ・ミュージアム
ポーラ美術館コレクション展「甘美なるフランス」
斜め上から湯浴みをする女性を描いている。ちょっと窮屈そうなポーズが関心を引いた。
ボナールは、この作品と同じ構図の写真を撮影している。
キャプションによると、ボナールのパートナーであるマルトは病の治療として日に何度も入浴していた。
上下水道が整備されていなかった当時のパリでは、水は貴重だった。公衆衛生に対する意識が高まる中といっても、貴重な水を使っての入浴は大変だったという。家庭に浴室を持つなど贅沢だった。
作品から窺い知れるのは、盥での行水。
ピエール・ボナール
《浴槽、ブルーのハーモニー》
1917年頃
油彩・カンヴァス
45.8×55.1cm
緑色ガラス化粧セット
19世紀後半
香水瓶とトレー
ポーラ美術館コレクション展
「甘美なるフランス」
モネ、ルノワールから、マティス、シャガールまで
Bunkamuraザ・ミュージアム
11/23まで
プレス内覧会取材撮影
17septiembre2021
| 固定リンク
最近のコメント