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2018年9月14日 (金)

Gonzalo Chillida

Retrato
Foto: W.S. Waintrob. Nueva York

 Gonzalo Chillidaは、1926年1月12日サンセバスチャンで生まれる。若い頃から絵に興味を持ち、1947年マドリッドのサンフェルナンド王立美術アカデミーに入学し、デッサン講義に通います。1951年、見聞を広めにパリに旅たち、1953年までパリに滞在しています。初期の頃は、幾何学的様式、キュビズム様式、抽象絵画様式に影響を受けた写実絵画を制作。

 Chillidaの絵画様式が確立し始めるのは、抽象様式に向かう1950年代終わりから60年代にかけてです。そして、棲家のサンセバスチャンの海や海岸や、バスクの山景、カスティーリャ地方の台地の風景のような現実にあるモティーフを常に置いています。この時代から亡くなる2008年まで、Chillidaの絵は、輪郭をぼやかすスタイル、自由な構図で、油彩の精緻な筆遣いで作り上げています。

 サンセバスチャンのKuba-Kutxa Fondazioaで2016年に開催された大回顧展は、海景画と雲景画の頂点期となる1950年代、60年代の抽象表現による風景画と静物画も含む、油彩、ドローイング、版画、写真130点で、50年間にわたるChillidaの画業を紹介。

Kuba-Kutxa Fondazioa (San Sebastián)での展覧会(22 April – 3 July 2016)カタログ
Gchillidaportada
GONZALO CHILLIDA
Jose Angel Irigaray, Mikel Lertxundi, Horacio Fernández, Alicia Chillida y Benito Macias
Idiomas: euskara, castellano, inglés y francés
Páginas: 224
Kutxa, 2016
30 €
表紙の作品:《Marina》1978(Colección Familia Chillida Ameztoy)

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