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2014年6月 6日 (金)

チューリッヒ美術館展 印象派からシュルレアリスムまで モネの大作初来日 今秋開催 MASTERPIECES FROM THE KUNSTHAUS ZURICH in autumn this year

 四谷駅近く、車の通りが激しい新宿通りから少し入ると、大通りの喧噪が嘘であるかのような静かな佇まい。その一角にあるオテル・ドゥ・ミクニにおいて、今秋開催される「チューリッヒ美術館展」の記者発表が行われた。

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オテル・ドゥ・ミクニ(東京・四谷)

 19世紀の印象派以降の近現代コレクションで知られているチューリッヒ美術館(スイス・チューリッヒ)から、幅6メートルを超えるモネの≪睡蓮(すいれん)の池、夕暮れ≫が初来日する。他に、シャガールの≪婚礼の光≫をはじめとし、ムンク、ジャコメッティ、スイスを代表するホドラーやクレー、印象派、シュルレアリスムなどの作家たちの作品74点が展覧でき、内58点が日本初公開となる。

 本展は、一人の作家を特集する「巨匠の部屋」と、各時代の美術の運動や流派がまとまった「時代の部屋」を交互に構成されるという。たとえば、「ホドラーの部屋」、「モネの部屋」、「ナビ派の部屋」、「ポスト印象派の部屋」などなど。

 記者発表会は、会場となる国立新美術館の南雄介副館長、在日スイス大使館のエドガー・ドゥーリク公使の両氏の挨拶、国立新美術館の山田由佳子研究員の展覧会の見どころと出展作品の紹介と進んだ後、「チューリッヒ美術館展」のサポーターに就任した黒柳徹子さんが登場した。

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国立新美術館 南雄介副館長

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在日スイス大使館 エドガー・ドゥーリク公使

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国立新美術館 山田由佳子研究員

 黒柳徹子さんは、短期間であるがスイスに滞在したことがあり、その時のエピソードなどを語り、会場を沸かした。来月7月にスイスに赴き、一足先にチューリッヒ美術館を訪れ、シャガール、カンディンスキー、ジャコメッティなどの好きな作家の作品を観てくるとも語った。

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黒柳徹子さん

 最後は、オテル・ドゥ・ミクニのオーナーシェフである三國清三氏から、モネの睡蓮をイメージし制作した「モネケーキ」が披露された。小さなシューを800個を使い、表面をカラメルでコーティングされたクロカンブッシュに仕上げたケーキだ。制作には8時間かかったという。三國シェフは、今年の日本スイス国交150周年事業の親善大使を務めている。本展はこの国交樹立150年を記念する展覧会でもある。

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モネケーキ

 「モネケーキ」を前にして、黒柳徹子さんと三國シェフが楽しく語り合って、記者発表会は終了した。

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モネケーキを前にして語る黒柳徹子

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三國清三シェフ


チューリッヒ美術館展 印象派からシュルレアリスムまで
◆東京会場
会期 2014年9月25日(木)-12月15日(月)
会場 国立新美術館(東京・六本木)
◆神戸会場
会期 2015年1月31日(土)-5月10日(日)
会場 神戸市立博物館(神戸市中央区)

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