会田誠展:天才でごめんなさい AIDA MAKOTO, UNVEILED GENIUS IN CHAOS!
会田誠(1965年生まれ)は、1990年代初頭のデビューから、美少女、戦争、サラリーマンなどを題材に、日本の近現代社会をシニカルに捉えた鮮烈な作品を発表し続け、注目されている現代アーティストのひとりである。会田の作品は、日本社会が無意識に共有してきた常識や慣習などを覆し、隠蔽されてきたタブーはコンプレックス、本音や矛盾を生々しく描き出すため、見る者に強烈な不快感と同時に爽快感を与える。
本展は、日本未公開作品3点、最新作8点を含む約100点が展示されている。展示構成は、90年代、戦争画、18禁、混沌部屋、ピンクの部屋等々にいくつものテーマで分かれている。
戦争画は、会田の戦後の「左翼偏重」に対するアンチテーゼで制作されたが、現在、「右翼偏重」が見られる日本をもし会田が描くとなれば、どのような作品となるのであろう。
開催直前まで筆をいれていた大作が2点あり、そのひとつ「ジャンブル・オブ・100フラワーズ」は、完成には3年かかると言われている。
会田誠展:天才でごめんなさい
会 期: 2012年11月17日(土)-2013年3月31日(日)
会 場: 森美術館
東京都港区六本木6-10-1(六本木ヒルズ森タワー53階)
主 催: 森美術館
企 画: 片岡真実(森美術館チーフ・キュレーター)
協 賛: 株式会社大林組、三建設備工業株式会社、新菱冷熱工業株式会社、株式会社九電工
特別協賛: 会田誠:平成勧進プロジェクト
協 力: ミヅマアートギャラリー、シャンパーニュ ニコラ・フィアット、ボンベイ・サファイア
メディア・パートナー: niconico
内覧会(11月16日)の様子
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