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2011年4月18日 (月)

メキシコの美の巨星たち 

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 国際交流基金が2008年に開講した「異文化理解講座」で、メキシコの建築、映画、写真、アートの分野において、その道の研究者たちが講義を行った。その講義内容を纏めた著作。わたくしもこの講座を受けに、東京・四谷に通っていた。知っているようで知らないメキシコの20世紀文化が語られている。

メキシコの美の巨星たち その多彩でユニークな世界
野谷文昭 編著
2011年4月1日
四六判 280頁
本体価格1,900円
978-4490207316

美術、建築、写真、映画からメキシコ文化を読み解く。革命のエネルギーを放つリベラの壁画、ピンクを大胆に使ったバラガンの建築、アルバレス・ブラーボのボンデージ写真、フリーダ・カーロの痛々しい自画像など…。20世紀メキシコはナショナリズムが高まる一方で、その強力な磁場がヨーロッパの亡命シュルレアリストたちをも引き寄せ、ユニークで多彩な芸術を生み出した。そのダイナミックで繊細な魅力に迫る一冊。

第1章 メキシコ文化という謎(野谷文昭)
第2章 ルイス・バラガンの建築(齋藤裕)
第3章 アルバレス・ブラーボと写真(港千尋)
第4章 愛は抱擁する―フリーダ・カーロの芸術と生涯(堀尾真紀子)
第5章 メキシコの男優たち(金谷重朗)
第6章 メキシコのミューズ(女優)たち(マウロ・ネーヴェス)
第7章 ブニュエルのメキシコ、メキシコのブニュエル(野谷文昭)
第8章 ディエゴ・リベラの人生遍歴と美術モダニズムへの挑戦(加藤薫)
第9章 亡命シュルレアリストの魔術的創造―レオノーラ・キャリントンとレメディオス・バロ(野中雅代)

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