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2009年1月

2009年1月30日 (金)

佐々木加奈子展

 資生堂が新進アーティストを支援するメセナ活動としての公募展に入選した3名の展覧会が東京銀座にある同社のギャラリーで順次開催されている。

 入選者のひとり、佐々木加奈子は、作家自身が被写体となり、鑑賞者にそれぞれの物語を想像させるセルフポートレイトのシリーズや、歴史的な出来事(事件)があった場所に身を置き、史実を自身のリアリティーとして表現した歴史のプロジェクトなど、土地の記憶、人の記憶、歴史等を作家自身が「体験」「体感」することで、写真や映像作品を制作しているアーティスト。
 本展では、ボリビアにある沖縄村をモチーフにした映像とインスタレーション作品を展示する。戦争、移民等の歴史的な事実を、佐々木の視点を通して、かけ離れた過去の出来事ではなく「いま」の私たちの身近な物語として映像で表現する。

Okinawa_ark
Okinawa Art(仮) 2008 映像

佐々木加奈子展
〔会期〕2009年2月6日(金)-3月1日(日)
〔会場〕資生堂ギャラリー
東京都中央区銀座8-8-3東京銀座資生堂ビルB1階
電話03-3572-3901

佐々木加奈子

1976 宮城生まれ
2004 スクール・オブ・ビジュアルアーツ(NY)大学院写真映像科修

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2009年1月29日 (木)

ARCO 2009

スペインで最大の現代アートフェアARCO2009が、経済危機の影響で参加出展数が減少するなか、2月11日から16日までIFEMA(マドリッド)で開催される。

今年の出展者数は、昨年の270件から250件に減るもようだ。サザビーズとクリスティーズの統計によると、アートマーケットは収益で17パーセント落ち込んで、ARCO2009にも影響を与えている。最近10年間でアートマーケットにおいて急増しているインドが今年の招待国となる。

Arco2009_2

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2009年1月16日 (金)

メキシコ版画工房/El Taller de Gráfica Popular

 TAGとして知られたEl Taller de Gráfica Popularは、メキシコのアーティストたち(Leopoldo Méndez、Luis Arenal、 Pablo O'Higgins)によって1937年に創設されたメキシコで初めての独立採算の版画工房です。その作品テーマは多岐にわたり、公然と政治を風刺したり、戯画であったり、また芸術性の高い作品も生み出しました。工房の活動は1977年まで続きました。

 1930年代から1970年代制作された作品40点を、洋才書魂99号(pdf)で紹介しています。

La_risa_del_pueblo_2

Aqui_estamos_todos

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