2018年10月 6日 (土)

Leonora Carrington. Cuentos Mágicos

Carrington


 レオノーラ・キャリントン/Leonora Carrington(1917-2011)は、20世紀最後のシュルレアリストとして、日本でも知られています。メキシコシティにある近代美術館/Museo del Arte Modernoで、キャリントンの足跡をたどる展覧会「レオノーラ・キャリントン 魔法の物語/Leonora Carrington. Cuentos Mágicos」が開催された(9月23日終了)。

 本展は、壁画、イーゼル絵画、グラフィック、彫刻、素描、仮面、舞台美術、写真、テキスタイル、資料、書籍、キャリントンの使用した品々230点を通じて、キャリントンの独特な世界を紹介した。

Leonora Carrington. Cuentos Mágicos
Museo del Arte Moderno, Ciudad de México, México
21/04-23/09, 2018


Gabriela Velásquez Robinson, directora de Fomento Cultural de la Fundación BBVA Baccomer, comenta sobre la exposcición de la obra de Leonora Carrington.

Llega la exposición ´Cuentos Mágicos´ de la artista surrealista Leonora Carrington al Museo de Arte Moderno de la Coudad de México, la esposiciónestará abierta  a partir del 21 de abril al 23 de septiembre de este año. Milenio

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2018年10月 1日 (月)

版画キングダム 荒木珠奈

版画キングダム

 町田市立国際版画美術館が所蔵する版画約180点で古今東西の世界を漂ってきた。

 木の板や銅の板に線を刻めば、板からの反発力が手に伝わってくる。曲線を刻むときは、その反発力が一段と感じる。結果、毛羽立ったような曲線を見るとがっくりくる。一度刻んでしまったらとりかえしができないような感情に陥る。何枚も何回も刻むことしかないんだろうな。

 町田市立国際版画美術館で開催された「版画キングダム 古今東西の巨匠(キング)が勢ぞろい!」(9/2で終了)は、そんな筆者の気持ちを慰めてくれたのか、それともますます自信を失わせるような展覧会となったのか。

  「自然」(歌川広重、葛飾北斎、ルーベンス、恩地孝四郎、中林忠良など)を愛でていると、「旅」(広重、歌川豊国、小林清親、野田哲也など)に出たくなった。

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 いつの間にか「都会」(エリック・デマジェール、織田一磨、篠原有司馬、フェルナン・レジェなど)に入り込んでしまった。そして「恋」(モーリス・ドニ、芳年、辰野登恵子、草間彌生など)をする。

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 がしかし、待っていたのは「苦悩」(月丘芳年、田中恭吉、藤森静雄、フラシスコ・デ・ゴヤ、エドゥアルド・ムンク、レンブラントなど)。そして「祈り」(ケーテ・コルヴィッツ、ジョルジュ・ルオー、棟方志功など)の世界に。

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 ようやく帰れる。「おかえりなさい!」(斎藤清、畦地耕太郎、オノレ・ドーミエなど)。最後、なぜか版画の「舞台裏」(豊国、アブラハム・ボス、ロイ・リキテンシュタインなど)で終わる。

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インプリント町田展2018 荒木珠奈-記憶の繭を紡ぐ
(9/2で終了)

 長野の松本、群馬の富岡で生産された生糸は、横浜まで運ばれ、港から海外に輸出されました。その道筋をシルクロード(絹の道)と呼んでいました。

 横浜はシルクのスカーフ生産やライセンス生産で知られています。大岡川沿いに捺染工場がかつてありましたが、今ではすっかり見かけなくなりました。

 幕末から明治まで、原町田は、繭や生糸の中継地として、また養蚕の地としても栄えた街です。この原町田にある町田市立国際版画美術館で、繭をテーマにした「荒木珠奈-記憶の繭を紡ぐ」が開催されました。

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 荒木珠奈さんは、武蔵野美術大学短期大学を卒業し、1993年から94年まで、メキシコ国立自治大学(UNAM)で学び、一度帰国し、武蔵野美術大学造形学部を修了したのち、国立エスメエラルダ美術学校(Escuela Nacional de Pintura, Escultura y Grabado "La Esmeralda")の招待作家・在外研修員としてメキシコに再び向かいました。2008年、オアハカ州立自治大学ベニト・ファレス美術学校(Escuela de Bellas Artes de la U.A.B.J.O.)の客員教授となり、現在では、アメリカのニューヨークに住んでいます。

 本格的に版画を学んだメキシコでは、荒木さんは、「死者の日」の祝祭や、「光と影」、「生と死」のコントラストから強い影響を受けました。今の時期、メキシコは独立記念日を祝ったばかりで、11月には、日本のお盆とも似ている祝祭「死者の日」を迎えるところです。

 初期の作品から始まり、故郷と異郷のメキシコをめぐる作品、友人の詩集に寄せた作品、そして今回の展覧会のテーマの「記憶の繭」の作品まで、版画とオブジェ約60点。

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 《「うち」シリーズより》は、作家が幼い頃住んでいた団地がモチーフとなっている。版画との組み合わせた作品。暖かい光がベランダから漏れるが、なにかサスペンスめいたものを感じる。

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 ボウルの淵に立っている人物が、湛えた液体を見つめている《思い出のボウル》(1999年 エッチング、アクアチント)。ボウルの液体はスープなのだろうか。一見したら孤独を感じさせるけど、どことなく暖かい思い出が詰まっているような作品。

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 《Una marcha de los esqueletos(骸骨の行進-ピンク》(2001年 エッチング、アクアチント、手彩色)と《Una marcha de los esqueletos(骸骨の行進-碧》(2001年 エッチング、アクアチント、手彩色)。

 友人の詩にもとづく版画、昔話や神話に取材した作品が続く。

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《Cry me a river....》(詩:アーサー・ハミルトン、意訳:小松未希、1998年 エッチング アクアチント)

 「非日常と日常」「生と死」をテーマとして作品制作する荒木さんは、町田に取材して注目したのが「養蚕」だった。幼虫から成虫の生まれ変わる命の「再生」が行われる繭は、絶好の題材となりました。今展を前にして、実際に自宅で卵から蚕を育てたそうです。「記憶の繭」では、繭を題材にした版画とインスタレーションが展示されている。

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新作インスタレーションためのドローイング

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町田市立南第三小学校の3年生54人と荒木珠奈さんとで制作した作品「記憶の繭」。児童が持参した「大切にしていた思い出の物」を薄紙に包み、白い毛糸やリボンを巻いてい完成させた。

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2018年9月26日 (水)

入江明日香展-細密のファンタジー-

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 学生時代より、自己表現として「絵」を選び、美大に入ってから、誰よりも大きなサイズの作品を制作し、カラー表現の魅力に惹かれてきた入江明日香の初期から最新作まで、80余点を展示する「入江明日香-細密のファンタジー-」展が、横浜高島屋ギャラリー(横浜市西区)において10月1日まで開催されている。

 高校生時代の入江明日香は、美大受験のためのデッサン描きの明け暮れる日々だった。その頃の作品が一点展示されている。このころより、「明と暗」「過去と未来」「儚さと力強さ」という相反するものたちの「共存」を描くことに興味を持ち始める。

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習作 鉛筆・ペン 1998年

 入江明日香(1980年生まれ)は、多摩美術大学大学院版画領域を修了したのち、文化庁の新進芸術家海外研修員として、2012年から13年の一年間、フランスに滞在する。そして、パリの職人が調合した美しい銅版画のカラーインクとの出会いは、入江の色彩感覚に強い影響を与えた。

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左:衣笠草 ミクストメディア 2012年
中:黒姫紫陽花 ミクストメディア 2012年
右:小手毬 ミクストメディア 2012年

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左:日本の儚さ ミクストメディア 2014年
右:パリの儚さ ミクストメディア 2014年

 直接銅版に根気よく彫るエングレーヴィングで一枚の版を作り、それを多数のインクで摺り上げる一版多色刷りは、入江にとっては、版画制作をより確かなものにさせた。

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左:空 エングレーヴィング・エッチング、紙
右:春 エングレーヴィング・エッチング、紙

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 サムライを題材にした100号サイズの作品が並ぶ。これらは、コラージュを使って制作されているのだが、コラージュ用に摺った版画を用いられている。下記の写真には、入江が使用しているローラー、ビュラン、ニードルとともに、右下にコラージュ用の版画も置かれている。

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左:白い森 ミクストメディア 2016年
右:杜若 ミクストメディア 2016年

 展示の最後を飾るのは、今展のために描き下ろした最新作二点。横浜と京都をイメージ。本展は、横浜高島屋の後、京都高島屋に巡回する。

 入江の作品は、細部まで丹念に見ているとその面白さが楽しめる。

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左:横浜海航図 ミクストメディア 2018年
右:京都白波図 ミクストメディア 2018年

※すべて報道内覧会にて撮影

入江明日香展 -細密のファンタジー-

2018年9月19日(水)-10月1日(月)
横浜高島屋ギャラリー(8階)
(横浜市西区南幸1-6-31)
午前10時-午後7時30分(午後8時閉場)
最終日は午後5時30分まで(午後6時閉場)
入場料 一般800円 大学・高校生600円 中学生以下無料
他、団体割引制度あり

主催 入江明日香展実行委員会
協力 損保ジャパン日本興亜
特別協力 丸沼芸術の森
監修 真住貴子(国立新美術館教育普及室長)
企画協力 アート・ベンチャー・オフィスショウ

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2018年9月25日 (火)

Pacha, Llaqta, Wasichay: Indigenous Space, Modern Architecture, New Art

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Clarissa Tossin, Ch’u Mayaa, 2017, production still. Choreography/Performer: Crystal Sepúlveda; Cinematography: Jeremy Glaholt. Originally commissioned and produced by the City of Los Angeles Department of Cultural Affairs for the exhibition "Condemned to be Modern" as part of Getty’s "Pacific Standard Time:LA/LA." Courtesy the artista

Pacha, Llaqta, Wasichay: Indigenous Space, Modern Architecture, New Art
Pacha, Llaqta, Wasichay: Espacio Indígena, Arquitectura Moderna, Arte Nuevo

Jul 13–Sep 30, 2018
Whitney Museum of American Art
New York, USA

 メキシコと南アメリカの先住民族(ケチュア族、アイマラ族、マヤ族、アステカ族、タイノ族など)が、代々受け継いできた思考や表象を、米国とプエルトリコで活動する新進のラティーノ/ラティーナのアーティスト7名が現代アートで表現する。

 展覧会のタイトルにある三つの言葉はケチュア語(Quechua)です。ケチュア語は、ペルー、ボリビアなどのアンデス地方に居住するケチュア族が使用しています。Pachaという言葉は、宇宙、時間、空間、自然、あるいは世界などを意味します。Llaqtaは、場所、国、共同体、あるいは町を指し示し、Wasichayは、家を建てるという意味があります。

 7名のアーティストは、先コロンブス期の過去の文化に顔をむけるのではなく、現在でも先住民のなかで息づく思考や表象をテーマにしています。

出品作家と作品

william cordova
文化や宗教、建築、儀式、文化、宗教、霊性の関連性をテーマにする。

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william cordova (b. 1971), untitled, 2016. Peruvian cacao on paper, 11 1/8 × 9 1/8 in. (28.3 × 23.2 cm). Collection of the artist; courtesy Sikkema Jenkins & Co., New York

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william cordova (b. 1971), untitled, 2016. Peruvian cacao on paper, 31 1/4 × 25 1/8 in. (79.4 × 63.8 cm). Collection of the artist; courtesy Sikkema Jenkins & Co., New York

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william cordova (b. 1971), untitled, 2016. Peruvian cacao on paper, 11 1/8 × 9 1/8 in. (28.3 × 23.2 cm). Collection of the artist; courtesy Sikkema Jenkins & Co., New York

Watch a time-lapse of the installation of william cordova's artwork huaca (sacred geometries) for the exhibition Pacha, Llaqta, Wasichay: Indigenous Space, Modern Architecture, New Art.


Livia Corona Benjamín
長期にわたり現在も継続しているプロジェクトで、かつてメキシコの国営会社によって建設された穀物を貯蔵する円錐形のサイロを作品にしている。

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Livia Corona Benjamin (b. 1975), Mazatlpilli, 2018. Pigment inkjet print with turquoise, jade, coral, onyx, obsidian, tiger’s eye, and animal bone, 40 × 30 in. Collection of the artist. Image courtesy the artista

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Livia Corona Benjamin (b. 1975), Infinite Rewrite LII, 2016. Analog photogram on chromogenic paper with aluminum mount on stacked acrylic base, 10 7/16 × 8 3/8 × 1 7/16 in. (26.5 × 21.3 × 3.6 cm). Collection of the artist. Image courtesy the artista

Jorge González
プエルトリコ特有の伝統、モダニズム建築、Tanoi族の美術と文化、カリブ海諸島の先住民文明を基に作品制作。

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Jorge González, dyed cotton stools seen in the exhibition 359 dias en 19 meses (359 days in 19 months) at Embajada, Puerto Rico. Image courtesy of Embajada, Puerto Rico

Guadalupe Maravilla
16世紀に発行された地図、トルテカ族やチチメカ族についてナウアトル語で書かれた手稿をドローイング作品に描き起こす。

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Guadalupe Maravilla (b. 1976), Requiem for my border crossing and my undocumented father's #3, 2016–18. Inkjet print with graphite pencil and ink, 20 × 30 in. (50.8 × 76.2 cm). Collection of the artist

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Guadalupe Maravilla (b. 1976), Requiem for my border crossing (Collaborative drawing between the undocumented) #11, 2018. Inkjet print with graphite pencil and ink, 30 × 60 in. (76.2 × 152.4 cm). Collection of the artista

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Guadalupe Maravilla (b. 1976), Requiem for my border crossing (Collaborative drawing between the undocumented) #9, 2018. Inkjet print with graphite pencil and ink, 20 × 30 in. (50.8 × 76.2 cm). Collection of the artista

 

Claudia Peña Salina
アステカの雨神であるTláloの遺跡を取材し、現代的でミニマルな線とアステカ神話を一体化させる。

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Claudia Peña Salinas (b. 1975), Cueyatl, 2017. Brass, dyed cotton, and concrete frog, 24 1/2 × 24 × 61 in. (62.2 × 61 × 154.9 cm). Collection of Laura Guerra and Ignacio López

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Claudia Peña Salinas (b. 1975), Cuecan, 2017. Brass, dyed cotton, and stone, 24 × 124 in. (61 × 315 cm). Collection of the artist

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Claudia Peña Salinas (b. 1975), Tlaloc MNA, 2018. Found image printed on metal, 50 x 72 x 1 in. (127 x 182.9 x 2.5 cm). Collection of the artista

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Claudia Peña Salinas (b. 1975), Chalchiuhtlicue MNA, 2018. Found image adhered to metal, 50 × 72 × 1 in. (127 × 182.9 × 2.5 cm). Collection of the artista

Ronny Quevedo
実際の構築物、例えば体育館の床を使ったり、インカの星座を抽象化したり、様々なテーマで制作。

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Ronny Quevedo (b. 1981), Errant Globe, 2015. Soccer-ball bladder and globe stand, 11 3/4 x 8 1/4 x 7 1/2 in. (29.8 x 21 x 19.1 cm). Collection of the artist. Photograph by Argenis Apolinario

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Ronny Quevedo (b. 1981), quipu, 2017. Screen print, printed adhesive vinyl, and enamel on paper, 44 × 38 in. (111.8 × 96.5 cm). Collection of the artist. Photograph by Argenis Apolinario

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Ronny Quevedo (b. 1981), every measure of zero (periphery), 2017. Gold leaf on dressmaker's tracing paper, 9 3/4 x 13 in. (24.8 x 33 cm). Whitney Museum of American Art; purchase, with funds from Ann Ames in memory of Steven Ames.  Photograph by Argenis Apolinario

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Ronny Quevedo (b. 1981), ULAMA-ULE-ALLEY OOP, 2017. Enamel, silver leaf, vinyl, and graphite pencil on mylar, 42 × 84 in. (106.7 × 213.4 cm). Collection of the artist. Photograph by Argenis Apolinario

Clarissa Tossin
先住民文明と現代のロサンゼルスの関係性について、ジェンダーの目を通じて作品化。

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Clarissa Tossin (b. 1973), still from Ch’u Mayaa, 2017. Video, color, sound, 17:57 min. Originally commissioned and produced by the City of Los Angeles Department of Cultural Affairs for the exhibition Condemned to Be Modern at the Los Angeles Municipal Art Gallery as part of the Getty’s Pacific Standard Time: LA/LA initiative. Choreographer/performer: Crystal Sepúlveda, cinematographer: Jeremy Glaholt. Image courtesy the artist

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Clarissa Tossin (b. 1973), A cycle of time we don't understand (reversed, invented, and rearranged), 2017. Silicone, walnut, faux terracotta (dyed plaster), dimensions variable. Collection of the artist; courtesy Commonwealth and Council, Los Angeles

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Clarissa Tossin (b. 1973), A two-headed serpent held in the arms of human beings, or, Ticket Window, 2017. Silicone, walnut, faux terracotta (dyed plaster), 46 × 43 1/2 × 5in. (116.8 × 110.5 × 12.7 cm). Collection of the artist; Courtesy of Commonwealth and Council, Los Angeles

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2018年9月14日 (金)

Gonzalo Chillida

Retrato
Foto: W.S. Waintrob. Nueva York

 Gonzalo Chillidaは、1926年1月12日サンセバスチャンで生まれる。若い頃から絵に興味を持ち、1947年マドリッドのサンフェルナンド王立美術アカデミーに入学し、デッサン講義に通います。1951年、見聞を広めにパリに旅たち、1953年までパリに滞在しています。初期の頃は、幾何学的様式、キュビズム様式、抽象絵画様式に影響を受けた写実絵画を制作。

 Chillidaの絵画様式が確立し始めるのは、抽象様式に向かう1950年代終わりから60年代にかけてです。そして、棲家のサンセバスチャンの海や海岸や、バスクの山景、カスティーリャ地方の台地の風景のような現実にあるモティーフを常に置いています。この時代から亡くなる2008年まで、Chillidaの絵は、輪郭をぼやかすスタイル、自由な構図で、油彩の精緻な筆遣いで作り上げています。

 サンセバスチャンのKuba-Kutxa Fondazioaで2016年に開催された大回顧展は、海景画と雲景画の頂点期となる1950年代、60年代の抽象表現による風景画と静物画も含む、油彩、ドローイング、版画、写真130点で、50年間にわたるChillidaの画業を紹介。

Kuba-Kutxa Fondazioa (San Sebastián)での展覧会(22 April – 3 July 2016)カタログ
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GONZALO CHILLIDA
Jose Angel Irigaray, Mikel Lertxundi, Horacio Fernández, Alicia Chillida y Benito Macias
Idiomas: euskara, castellano, inglés y francés
Páginas: 224
Kutxa, 2016
30 €
表紙の作品:《Marina》1978(Colección Familia Chillida Ameztoy)

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2018年9月 7日 (金)

モネ それからの100年 Monet’s Legacy

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 最晩年のモネが、集大成となる《睡蓮》大装飾画の制作を始めてから約100年となる。「モネ それからの100年」は、モネの初期から晩年までの絵画29点と、後世の26作家による60点とを展示する。

 睡蓮の壁画は、オランジュリー美術館では、正当な評価を受けることがなかった。睡蓮の展示室への案内板もなく、大半の来館者は睡蓮を見ることなく帰ったという。オランジュリー美術館で1931年に開催されたモネの回顧展でさえも、同展のカタログの序文を書いたルーブル美術館の学芸員ポール・ジャモは、「印象派の表現は極端すぎ、細部が溶け合っており、知性より感覚を過度に重視するために、遅かれ早かれ、堅固さと、秩序と、構成を重んじる理論に取って代わられるのは当然であると主張する」(本展カタログ、深谷克典「モネ それからの100年-永遠の現在としての絵画-」より)。

 モネが再評価を受ける転機は、ニューヨーク近代美術館の学芸員ドロシー・ミラーや同館の購入委員会の委員長ジェイムス・スロール・ソビーらによってもたらした。最晩年のモネの《睡蓮》は、「より自由で、奔放な筆遣いで」描かれていることが着目されて、1955年にニューヨーク近代美術館は、6メートルの大作《睡蓮》を購入する。その背景には、ニューヨークを中心に、ジャクソン・ポロック、ウィレム・デ・クーニング、バーネット・ニューマンらの抽象表現主義が隆盛し始め、《睡蓮》にその抽象表現主義と共通する特徴を見出したという。

 本展は、モネのその「現代性」に焦点をあて、4部で構成する各章に、接点がある後世代のアートを、モネの作品に並置している。

 「第1章 新しい絵画-立ちあがる色彩と筆触」では、デ・クーニング、中西夏之、岡崎乾二郎等。「第2章 形なきものへの眼差し-光、大気、水」には、アルフレッド・スティーグリッツ、ゲルハルト・リヒター、丸山直文等。色や形のリズミカルな反復、同一のイメージの並列とヴァリエーションなど、作家の関心にもとづいたモネへのアプローチの「第3章 モネへのオマージュ-さまざまな「引用」のかたち」には、ロイ・リキテンシュタイン、平松礼二、堂本尚郎等。「第4章 フレームを越えて-拡張するイメージと空間」では、サム・フランシス、福田美蘭、小野耕石等が。

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モネ それからの100年 横浜美術館

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モネ それからの100年 横浜美術館

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モネ それからの100年 横浜美術館

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モネ それからの100年 横浜美術館

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モネ それからの100年 横浜美術館

モネ それからの100年
Monet's Legacy

会期 2018年7月14日(土)- 9月24日(月・休)

会場 横浜美術館
    神奈川県横浜市西区みなとみらい3-4-1

開館時間 午前10時-午後6時
※ただし8月10日(金)、17日(金)、24日(金)、31日(金)、9月14日(金)、15日(土)、21日(金)、22日(土)は午後8時30分まで
※入館は閉館の30分前まで

休館日 木曜日(8月16日は開館)

主催 横浜美術館、東京新聞、テレビ朝日
後援 在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本

観覧料 一般1,600円 大学・高校生1,200円 中学生600円

特設サイト https://monet2018yokohama.jp/

問合せ ハローダイヤル 03-5777-8600

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2018年9月 5日 (水)

José Ruiz y Blasco

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2018年9月 1日 (土)

田窪恭治展

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-黄金の林檎-田窪恭治展
日本橋三越美術画廊 終了

1949年愛媛県生まれ
1972年多摩美術大学絵画学科油画卒業

 メインビジュアルの作品は、かつて80年代、田窪恭治が、廃材を窓や扉の形に構成した作品につながる。「再生プロジェクト」として、フランスのノルマンディーにある小さな礼拝堂を、「林檎の礼拝堂」として蘇らせ、昨年は、聖心女子大学内で、巨大なモザイク画「黄金の林檎」を完成させている。展覧会では、礼拝堂に用いた独自の技法による新作ミニアチュールと、モザイク画を出品している。

 下記の動画は、1987年に田窪が行ったプロジェクト《絶対現場》(建築家の鈴木了二と写真家の安齊重男との協働)の記録。木造住宅を解体し、建物の基礎部分に敷いた板ガラスの上を歩く。映像でしか見れなくなった「生の」現場プロジェクトは、現在、東京国立近代美術館で開催中の「ゴードン・マッタ=クラーク展」(9/17まで)のマッタ=クラークの代表作、建物の一部を切り取る「ビルディング・カット」シリーズ(1970年代)にもみられる。


田窪恭治 1987 絶対現場(東京・神宮前二丁目)

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2018年8月29日 (水)

没後50年 藤田嗣治展 Foujita: A Retrospective ― Commemorating the 50th Anniversary of his Death

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没後50年 藤田嗣治展
Foujita: A Retrospective ― Commemorating the 50th Anniversary of his Death

会期 2018年7月31日(火)-10月8日(月・祝)
会場 東京都美術館企画展示室
    東京都台東区上野公園8-36
休室日 月曜日、9月18日(火)、25日(火)
※ただし、8月13日(月)、9月17日(月・祝)、24日(月・休)、10月1日(月)、8日(月・祝)は開室
開室時間 9:30~17:30(入室は閉室の30分前まで)
夜間開室 金曜日は9:30~20:00(入室は閉室の30分前まで)
※ただし、8月3日(金)、10日(金)、17日(金)、24日(金)、31日(金)は 9:30~21:00
観覧料  一般 1,400円 / 大学生・専門学校生 1,100円 / 高校生 600円
       65歳以上 800円
※割引制度や無料入場制度あり

主催 東京都美術館(公益財団法人東京都歴史文化財団)、朝日新聞社
    NHK、NHKプロモーション
後援 在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本

問い合わせ先TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)

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 過去の藤田嗣治の展覧会としては、東京国立近代美術館「パリを魅了した異邦人 藤田嗣治展」、上野の森美術館「没後40年 レオナール・フジタ展」、府中市美術館「生誕130年記念 藤田嗣治展 -東と西を結ぶ絵画-」、目黒区美術館「没後50年 藤田嗣治 本のしごと 文字を装う絵の世界」(2018年)を観覧している。

 藤田の生誕120年記念として2006年に東京国立近代美術館で開催された「パリを魅了した異邦人 藤田嗣治展」は、藤田の初の回顧展であったが、その前の1980年に同館で開催が予定されていた「藤田嗣治展」が中止になった経緯がある。そのいきさつについては、今展の展覧会図録に寄稿した林洋子氏が「藤田嗣治-失われた時を求めて」で記している。

 パリ時代の自由奔放な生活、乳白色の裸婦、何度もの離婚再婚、戦争画(今展の作品キャプションや図録では、「戦争記録画」として表記している)、独特な表現の子どもの絵、裁縫などのまめな手仕事ぶり、などで知られている藤田だが、本稿では、ラテンアメリカ時代のことを少々触れてみたい。

 藤田は、1931年から1933年までの丸二年間にわたり、ラテンアメリカを旅している。ラテンアメリカに向かう背景には、滞欧中のメキシコ人画家ディエゴ・リベラとの出会いがある。リベラは、パリで一躍注目の的となっていた藤田と川島理一郎の二人をモデルに肖像画を1914年2月頃に描いていた。藤田は藤田で、リベラの肖像を描いている。リベラは、藤田にメキシコを是非訪問して欲しいと言い残してる。

 世界規模で起きた経済恐慌による景気後退で、「芸術家として絶賛され、安楽な時代の象徴だったフジタも注文は激減し、莫大な税の修正申告からやっとのことで解放されたのだった。この旅立ちは彼にとって、ひとつの好機となった。別の世界を探訪することによって、新たな芸術の息吹をみいだしたのだ」(本展カタログ、「アン・ル・ディベルデル:写真家としのフジタ、世界に向けた眼差し」より引用)。

 1931年11月15日、初のラテンアメリカ訪問の地となるブラジル・リオデジャネイロに着く。到着早々の12月には、リオデジャネイロで個展を開催している。翌年の1月にサンパウロを訪問、2月にリオデジャネイロに戻り、カーニバルの審査委員を務めている。本展展示されている《町芸人》(1932年)、《カーナバルの後》(1932年)、《婦人像(リオ)》(1932年)、《リオの人々》(c1932年)は、ブラジル滞在中の制作作品。

 アルゼンチンのブエノスアイレスには、1932年3月28日に入り、ブエノスアイレスのほかに、コルドバ、ロサリオで個展を開催。鉄道でボリビアに向かい、7月27日ラバスに着く。ラパスでも個展を開いている。8月19日に鉄道でラパスを離れ、チチカカ湖を渡り、ペルーのクスコに到着。リマの音楽学校の講堂で個展を開催するほかに、日本人会の依頼で講演会を開いている。

 1932年10月18日、ペルーのカヤオを出港し、エクアドルのマンタに寄り、パナマ運河を経て、28日に、キューバのハバナに到着。ハバナの婦人倶楽部で個展を開催する。11月下旬にハバナ港を出港し、メキシコのベラクルスを経て、26日にメキシコシティに入る。メキシコには翌年までの7か月間の滞在となる。

※藤田の移動や個展活動の記録は、2006年東京国立近代美術館開催「藤田嗣治展」図録を参照にした。

 キューバ訪問は、パリ時代に知り合ったと言われているキューバの小説家アレホ・カルペンティエール(1904-1980)を含めたキューバ人たちから招待を受けて実現されたようだ。そして、ハバナの個展では素描と油絵33点を出品している。

 メキシコ滞在については、本展図録に稿を寄せている平野到氏(埼玉県立金田美術館学芸員)の「メキシコにおける藤田嗣治、そしてディエゴ・リベラ」で詳述されている。藤田はディエゴ・リベラとは再会はできなかったが、フリーダ・カーロをはじめメキシコの画家たちと親交を築いている。昨年、埼玉県立近代美術館の開催された「ディエゴ・リベラの時代-メキシコの夢とともに」では、メキシコ滞在中の藤田を支援したルイ・エイシェンヌという人物の存在が紹介された。藤田嗣治のラテンアメリカ時代の今後の研究に興味がそそられる。

 東京美術学校の卒業制作として描かれた自画像と父親の肖像画から展示が始まる「没後50年 藤田嗣治展」は、『原風景-家族と風景』、『はじまりのパリ-第一次世界大戦をはさんで』、『1920年代の自画像と肖像-「時代」をまとうひとの姿』、『「乳白色の裸婦」の時代』、『1930年代・旅する画家-北米・中南米・アジア』、『「歴史」に直面する-二度の「大戦」との遭遇』『「歴史」に直面する-作戦記録画へ』、『戦後の20年-東京、ニューヨーク、パリ』、『カトリックの道行き』の9章で構成されている。

特設WEBサイト http://foujita2018.jp/

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「没後50年 藤田嗣治展」2018/07/31-10/08
東京都美術館

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「没後50年 藤田嗣治展」2018/07/31-10/08
東京都美術館

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「没後50年 藤田嗣治展」2018/07/31-10/08
東京都美術館

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2018年8月20日 (月)

El cine andaluz independiente llega a las pantallas de El Centro/Diario de Cadiz

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2018年8月14日 (火)

「Scholar」-ガブリエル・デルポンテと湘南ゆかりのアーティストたち-

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 アルゼンチン出身アーティストのGabriel Delponteと4名の湘南ゆかりのアーティストを紹介する展覧会「Scholar」が藤沢市アートスペースで8/26まで開催中。人と人とのつながりを作品を通じて今一度学び直す。

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 先日行われたワークショップ「身近なもので立体作品を作ろう!」に参加してきました。家にある使わなくなったものや木くず、トイレットペーパーの芯などを使って立体作品を制作。出来上がった作品(参加者全員の作品)は、ギャラリーに持ち込み、Delponteさんの作品の傍に展示しました。 思いつくがままに作った「太鼓を叩く人」。

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2018年8月 8日 (水)

われらの地平線 ちいさきものはみないとし 未来展

第7回 われらの地平線 ―いま・新たなる二紀展からの発信―
日本橋三越美術画廊 終了
 本展とは趣の異なる、二紀の中堅から若手たちによる同展は、今回で七回目。遠藤彰子の《音楽》は、ステージで演じる玉乗りするピエロに、飲食しながらも観客たちの視線は集中する。遠藤の特異な絵画構成は、鑑賞者も楽しませる。ピエロに向かってボールを投げる、ステージ脇カーテンに映る二人の影は何だろう。中村智恵美の《Roses in the morning sun》は、ボリューム感のある薔薇から香が立ち上がる。透明な花瓶に差し込まれた薔薇の根に纏いつく気泡の清々しさ。

 

ちいさきものは みないとし-現代コンパニオンアニマルズー
日本橋高島屋画廊 終了
 開催挨拶文によると、国内では、犬が892万頭、猫が953万頭飼育され、15歳未満の子供の人口を大幅に上回っているとのデータがあるそうです。また少子高齢化社会において、「コンパニオンアニマル」としての存在感が高まり、家族の一員であり、時には我が子同然、それ以上に愛情が注がれる対象となっていることの表れと綴っている。
 「鳥獣人物戯画」ではユーモラスに、浮世絵では市井の人々とともに生きる動物たちの姿が描かれ、近現代の日本の画家も愛玩の対象をモチーフに名画を数多く残してきた。日本画・洋画・工芸・彫刻の多ジャンルにわたり、大人から子供まで楽しめるものとして、さまざまな動物が“生きいき”と表現された作品群、とりわけ動物の生態、飼育者と関わりあう情景や、擬人化されたユーモアなども取り混ぜ、一堂に展覧。
 気になった作品は、富田菜摘のブリキ缶などで作ったパグ犬と田島周吾の《猫々遊戯図》。

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富田菜摘

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田島周吾

第5回未来展 美大競演
日動画廊(東京・銀座) 8/9まで
 美大などの8校の教員などから推薦を受けた、30歳以下の学部生、卒業生、院生、助手の作品コンペ。人気投票も会場でできる。私は〇〇さんに投票しました。

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2018年8月 5日 (日)

Queermuseum: Cartographies of Difference in Brazilian Art

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View of the first presentation of Queermuseum in Porto Alegre, 2017. Photo: Fernando Zago 

Queermuseum: Cartographies of Difference in Brazilian Art

Exhibition reopens after censorship
August 18–September 16, 2018

Escola de Artes Visuais do Parque Lage
Rio de Janeiro, Brazil

 2017年9月に、極右と原理主義者の団体から圧力を受け、中止されたこの展覧会の再オープン。

 クラウドファンディングで最も成功を収めたこの展覧会は、広範なブラジル社会から支持を受けながら、かつてブラジルが独裁政権以後経験してきた検閲に歯向かい、言論の自由を制限するたくらみとの闘いを示している。

 この展覧会は、今までの典型的なキュレーションを考え直し、世界とは中心が外れた(queer)展覧会のプラットフォームであることを特に考えた。さらにコンセプチュアルで非本質的なアプローチを突き進め、作品表現に基づいた説明的な展示を避けている。 

 様々な領域からのブラジル人美術家85名の作品264点を展示。

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2018年7月25日 (水)

平澤重信 鷲野佐知子 オスカール大岩

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平澤重信展
あらかわ画廊(東京・銀座)
8/4まで
暗色の画面縦横に線刻で描かれた動物(犬、猫)や建造物(工場や家屋)が仄かに見えてくる。

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鷲野佐知子木版画展
シロタ画廊(東京・銀座)
7/28まで
柔らかな色彩ながら色と香りがしっかりと伝わってくる。

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オスカール大岩 光の満ちる銀座
Oscar Oiwa A Light-Filled Ginza
東京画廊+BTAP(東京・銀座)
9/22まで
 展覧会に「光の満ちる銀座」とあるが、銀座を描いているわけではない。作家は、遠い昔、画廊は銀座にあると聞き、二十歳の時、100ヵ所以上の画廊廻りをして、日本のアートシーンがそれとなく頭に描くことができたと述べている。そして、現在、自分はいつの間にか銀座を廻る若者ではなく、銀座の画廊で展示をする側となり、あの時代を懐かしむ。
 久しぶりに銀座で展覧会をする作家は、今まで見てきた「頭の中の風景の光」を展示しようと思った。今まで見てきた「風景の光」のなかから、一瞬の「頭の中の光」を固定させて絵にまとめた。

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2018年7月21日 (土)

香雪記念資料館新収蔵品展 佐藤真美展 中原未央展

実践女子大学香雪記念資料館(東京・渋谷)
第3回新収蔵品展 8/5まで

 女性画家の作品の収集・調査・展示に取り組んでいる実践女子大学香雪記念資料館では、現在、2017年度に購入した作品を中心として展覧会が開催されている。
 氷を蹴破って、鯉が勢いよく飛び出す《双鯉上氷図》を描いた櫻井雪保(1754-1824)は、茨城県水戸に生まれ、画家でもある父親の雪館(1715-90)とともに江戸へ移り、18世紀後半から文化・文政期に、江戸を拠点に活動した女性画家。
 《彦根屏風風》を描いた河鍋晩翠(1868-1935)は、浮世絵師として活躍した河鍋暁斎(1891-89)の娘。父親から手ほどきを受け、第3回内国勧業博覧会(1890年)で入選するほどの実力者であった。1902年、東京女子美術学校(現、女子美術大学)の日本画教授となる。
 海外の女性版画家3人も紹介されている。日本美術の基本的な技法を狩野友信(1843-1912)から学んだヘレン・ハイド(アメリカ、1868-1919)の《福笹》、横浜で木版画の道具を手に入れたというバーサ・ラム(アメリカ、1869-1954)は、摺師の西村熊吉(1861-1914)のもとで伝統的な木版画の工程をまなび、《海の精》などを制作している。1915年に来日し、日本国内各地や中国、韓国、フィリッピンへの旅行でスケッチを重ね、渡辺版画店のもとで、多くの作品を制作したエリザベス・キース(1887-1956)の《ソウルの東門》。
 そのほかに、女性南画家の渡辺晴嵐(1855-1918)の《柳陰翡翠図》、《藤花飛燕図》、尾形月耕(1859-1920)であった田井耕耘(1865-1936)の《踊姿絵 羽根のかむら》などが、新収蔵品として紹介されている。
 今展の特集展示として「唐美人図」のコーナーが設けられ、同大学院で清代以降に制作された中国の女性像の比較研究が行われた結果、若干の新事実がわかり、その成果が披露されている。

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公募-日本の絵画2016-
大賞・優秀賞 各受賞者個展「佐藤真美展」
永井画廊(東京・銀座) 7/30まで

 永井画廊主催の公募展受賞者個展。隔年開催で3回目となる今回は、「自然・人間・自然と人間」のテーマで、出品総数371点が集まり、応募者257名のなかから 大賞1名、優秀賞2名が選ばれた。優秀賞二名の個展は既に終了。来廊したときは、大賞受賞者の個展であった。
 木炭、墨、岩絵具の画材で、鳳凰と牡丹を描いた《輪廻》、遠景から近景までの山をダイナミックに表現した作品などが紹介されている。

佐藤真美 
1989年山口県生まれ。京都造形芸術大学芸術学部美術工芸学科洋画コース、鳴門教育大学大学院学校教育研究科美術専攻修了。

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中原未央展
昭和会賞受賞記念
日動画廊(東京・銀座) 7/26まで

 アケビをモチーフにした作品群。塗装が剥げかかった板塀からぶら下がるアケビ、妙な感じで紐に縛られたアケビの姿(ネズミの通り穴とか)、大都会の上空の青空から下がっているアケビなどなど。

中原美央
1986年 福岡県生まれ
2010年 九州産業大学芸術学部美術学科卒業
2012年 九州産業大学大学院芸術学部研究科修了
2013年 第48回昭和会賞 昭和会賞〔銀座日動画廊本店〕
現在 独立美術協会準会員

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2018年7月16日 (月)

ゴードン・マッタ=クラーク展 Gordon Matta-Clark: Mutation in Space

 非人間化された近代建築にたいする反命題として、ゴードン・マッタ=クラーク(1943年ニューヨーク生まれ、1978年没)は、ナチュラル・ヒストリー・オブ・アメリカン・ダンサーたちも参加したパフォーマンス《ツリーハウス》を1971年5月に行った。大木によじ登ったダンサーたちは、様々な姿態で演じる。枝からぶら下げている鞘状の袋に収まったマッタ=クラークの写真が残されている。樹木に関する素描が120点以上存在する。素描には樹木を屋根や格子状に変形した表現が見られ、建築の原型として樹木がみなされている。「人々は洞窟の中に住み、木の中に住んで(中略)生き延びてきた。その記憶を強固なものにすることで、人々はある程度まで勇気づけられている」とマッタ=クラークは述べている。

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 マッタ=クラークは、野犬の群れと麻薬中毒者に占有され、放火も相次ぐニューヨークのゲットーを「都市の放棄の縮図」だと言っている。彼は、このエリアにある建物の床や壁の一部を四角く切り抜き、一つの空間からもう一つの空間への視界を生み出すパフォーマンスを行った。「囲まれた状態」を解放するということは、マッタ=クラークにとっては、容器としての建物という認識以上に、都市の空間を通じた暴力に晒されながら生存する人々がいたことを感じていた。

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 1970年代ニューヨークを中心に、アート、建築、ストリートカルチャ、食など多くの分野で活動したアーティスト、ゴードン・マッタ=クラークのアジア初の回顧展が、東京国立近代美術館(東京・竹橋)で、9月17日まで開催されている。

 パフォーマンス現場、制作現場、作品設置現場で、鑑賞してこそマッタ=クラークの作品は理解が深まるのだが、今展では、彫刻、映像、写真、ドローイン、関連資料など約200点の展示するほか、彼の活動を追体験できるような工夫の会場構成にしている。

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ゴードン・マッタ=クラーク展 
Gordon Matta-Clark: Mutation in Space


会場 東京国立近代美術館 1F 企画展ギャラリー 
会期 2018/06/19-09/17
開館時間 10:00-17:00(金・土曜は10:00-21:00)※入館は閉館30分前まで 
休館日 月曜(7/16、9/17は開館)、7/17(火) 
観覧料:一般1,200円/ 大学生800円※割引制度あり

主催 東京国立近代美術館
後援 駐日アメリカ合衆国大使館
企画協力 ゴードン・マッタ=クラーク財団、デイヴィッド・ツヴィルナー

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1970年にゴードン・マッタ=クラークにによってオリジナルが作成され、その後、それぞれの土地で集められたごみを使って再制作が行われている《ごみの壁》。本展では、東京の街で集められたごみを使って、サイズ約180×180×60cmほどの作品を早稲田大学建築学科の学生と共同で制作した。

※ゴードン・マッタ=クラークの父親は、チリ出身のシュルレアリスト画家ロベルト・マッタ。
LOS MATTA DE TODOS Coleccion MNBA
http://galerialibro.air-nifty.com/blog/2018/06/los-matta-de-to.html

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2018年7月 6日 (金)

ブラジル先住民の椅子 野生動物と想像力 Benches of the Brazlian Indigenous Peoples. Human Imagination and Wildlife

 どこの家にも一脚ぐらいある椅子だが、ブラジルの先住民が作る椅子は、精霊の世界からのメッセージを人間に伝えるシャーマンが座る聖具に変わる。それらには動物の形態が多く、カメ、ジャガー、ワニ、サル、アルマジロ、ネズミ、カエル、ワシ、コンドル、エイ、シカ、バク、カピバラなどがある。

 ブラジル先住民が作った椅子に絞った展覧会を開催している東京都庭園美術館は、元々旧朝香宮邸だったが、1983年に美術館として一般公開された。アール・デコ様式に施された館内で、展示される椅子たちがどのように見えるのか。

 床に置かれ上から目線で見られる椅子を、今回の展示構成を手掛けた建築家の伊東豊雄は、持ち上げらている浮遊感を出すために、抽象的なデザイン性を持つ白い色の台座に置く展示を行った。家具としてではない椅子に集中してもらいたいと、伊東豊雄は述べている。

 本展はカテゴリー別に三部から成る。「カテゴリーA 伝統的な椅子-実用性、しきたりに基づく-」は、共同体という日常において実用的に使われた椅子を紹介する。椅子とは男性が占有するものである一方で、ブリチヤシの木で作られた椅子は女性しか座れない。椅子の座る面や脚に施された装飾は、ボディ・ペインティングや日用品の文様と共通している場合もあるという。

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幾何文様の椅子

 人間世界と精霊の異界と橋渡しするシャーマンが座る椅子を「カテゴリーB 動物形態の伝統的な椅子-村で使用、宗教的効用-」で紹介する。様々な動物の形態を持った椅子は聖具として使われていた。とりわけ猛禽類の鳥を造形した椅子は、重要なものとされている。それは、鳥は異世界により近い存在だからだ。

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手前から:《ジャガー》《ハチドリ》《コンドル》


 カテゴリーAとBは、旧館での展示だが、「カテゴリーC 動物彫刻の椅子-先住民としての存在証明、想像力-」は、新館に移る。ワンルームの展示スペースでは、クッションに座り込んで、床に置かれた椅子を鑑賞できる。現在でも先住民によって制作されている動物彫刻の椅子は、独自の文化的アイデンティティを象徴する作品群を鑑賞できる。

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新館展示風景

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左:カマヘル作《サル》 右:ウルフ作《シカ》
(会場入り口展示)

※いずれも報道内覧会にて撮影

 今展では、ブラジル北部、北西部、中部の25民族のうち17民族の92点の椅子が紹介されている。展示されている椅子は、サンパウロの出版社BEIが所蔵する約350点の一部である。同社は、美術・建築関連の出版事業の一方で、15年以上前から先住民が手掛ける椅子の収集を行ってきた。本展監修者は、東京都庭園美術館館長の樋田豊次郎。

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来日した出品作家のひとりMayawari Mehinako

ブラジル先住民の椅子 野生動物と想像力
Benches of the Brazlian Indigenous Peoples. Human Imagination and Wildlife

東京都庭園美術館
東京都港区白金台5-21-9
会期:06/30-09/17, 2018
開館時間:10:00-18:00(入館は30分前まで)
7/20-8/31までの毎週金曜日は21:00まで開館(入館は30分前まで)
休館日:第2・4水曜日(7/11, 7/25, 8/8, 8/22, 9/12)
観覧料:一般1,200円/大学生(専修・各種専門学校含む)960円/中学生・高校生600円/65歳以上600円 ※割引料金制度などあり
ハローダイヤル 03-5777-8600

主催:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都庭園美術館、日本経済新聞社
特別協力:ベイ出版
後援:駐日ブラジル大使館

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2018年7月 3日 (火)

江上茂雄、日本画の位相、3つの島とつなぐ海

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江上茂雄 風景日記
武蔵野市立吉祥寺美術館 7/8
 母子家庭で育った江上茂雄(1912-2014)は、画家として生きたいと願いながらも、高価な画材も買えず、独学でクレヨン画を始めた。クレヨン、クレパスを自在に使って、画面に広がる海、空の雲、山塊を繊細に表現する。結婚後、7人の家族を養いながら、三井三池鉱業所で働く。職場にあった図書館で画集を読み漁ったという。病気の煩いの後、水彩画を毎日一日一枚描き始めた。2014年101歳で逝去。死ぬまで故郷を離れることなく絵を描いた。《夕立の後》(クレパス、1962-63年ごろ)が私の好み。
浜口陽三と萩原英雄の常設展示もある。

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第4回日本画の位相3+2
岡村桂三郎・北田克己・間島秀徳+堀木勝富・京都絵美
日本橋高島屋 7/3まで
 在外研修を通じて他民族文化を肌に感じた3人(岡村、北田、間島)。日本画が転換し続ける時代に、日本画を見つめ直す。日本画は今いったいどのような場所にいるのだろうかとか、ほかの技法から受ける振動や波動で日本画ってどうなっているのだろうか、これからどうなっていくのだろうかと思うこの頃。技法を超えた2人の招待作家の作品も展示。隣の会場では「それぞれの写実展 大畑 稔浩/小笠原 雄介/中島 よしもり/港 信夫/安冨 洋貴」が開催。

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3つの島とつなぐ海-ミニアチュール-
東直樹・海老塚耕一・渡辺達正
ギャラリー惣 7/7まで
 壁面に3人それぞれの思い思いの場所にミニアチュールを展示していったそうだ。

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2018年7月 2日 (月)

秋山隆、細合仁一郎、藤川汎正、小西真奈、他

秋山隆展<彫刻>
日本橋高島屋
1975年広島生まれ。「刻々とかたちを変える流動的な存在と現象」をメインテーマとして木彫。

陳亭君展「残像Afterimage」
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静物と電灯をモチーフに。

細合仁一郎個展
サンタンデールに恋して
画廊AKIRA-ISAO
スペイン在住26年。光あふれるサンタンデールの海洋風景。

藤川汎正展
寺町美術館
1940年岡山県笠岡市生まれ。武蔵野美術大学卒後、1968年メキシコ・グファナフアト州立大学造形学部に留学。神話に題材を得る。同一主題を鉛筆や銅版画で表現する。

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日本工芸会正会員による五月の風 金工展
日本橋高島屋

小西真奈展
Greenhouse Portraits
CAY
銀座の巷房で初めてこの作家の作品を観て以来。
1968年東京生まれ。ワシントンDCのコーコラン・スクール・オブ・アート卒。

Susanna Niedere
Straight - And Not
巷房
スイス生まれ。楕円を基本にしたインスタレーション。

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賀門利誓、佐々木怜央、品川亮一
ギャラリー広田美術
三者三様の異なる素材を使ったユニークな作品。

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Rocco's ARTING WORLD 2018
Free & Happiness
戸塚区民文化センターさくらプラザ
桜木町のガード下の壁に描き始めて、画業40年を迎えたロコサトシの記念展。中学時代の作品も展示。

内海信彦展
INNERSCAPE SERIES
宇宙山水屏風
FEI ART MUSEUM
1953年東京生まれ。多摩美術大学油画科卒。
ペルー国立教育大学で教鞭をとる。早稲田ドロップアウト塾主宰

写実をとおして
今関健司油絵展
横浜そごう
1950年神奈川県生まれ。日本大学芸術学部卒。

さよならいままで、ありがとございました
星野鐵之氏(1939-2018)を囲む展
鈴木正道、中川惠介、ぬかりや章、野田洋介、長谷川端吉、又村統
爾麗美術

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佐藤温展
ギャラリー椿

岩渕華林
Blooming
ギャラリー椿

松井寛泰展
1010美術

第2回佐藤一郎とその仲間たち展
テーマ:ばら
永井画廊

堀越千秋展
美を見て死ね
画廊香月

藤川汎正個展2018
ギャラリーオルテール

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神奈川県ゆかりの作家たち
清水航・清見佳奈子・飯田文香 日本画三人展
横浜そごう

第55回太陽展
日動画廊

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2018年6月26日 (火)

LOS MATTA DE TODOS Coleccion MNBA

LOS MATTA DE TODOS Coleccion MNBA
Museo Nacional de Bellas Artes-Santiago de Chile
チリ国立美術館 2018年10月7日まで

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 チリの画家ロベルト・マッタRoberto Matta(1911年11月11日チリ・サンチャゴ生まれ、2002年11月23日イタリアで没)の没後100年にあたる2011年に開催されて以来の展覧会がチリで開催中。

 ”Los Matta de Todos”は、マッタを扱った印刷媒体の記事とチリ国立美術館収蔵作品を通じて、マッタとチリの関係に焦点を当てた展覧会。

 ロベルト・マッタは、20世紀初めのヨーロッパのシュルレアリスムや米国で発展した抽象表現主義に参加し、世界美術史に名を残すほどまでに注目を受けた作家として位置づけられているという百科全書的な評価については、今展では取り上げず、創造的なエネルギーを持つチリとの特別な関係は維持し続けたマッタの実像に迫る。

 ロベルト・マッタは、1935年にチリの大学で建築を学んだあと、パリにわたり、ル・コルビジェのアトリエで製図技師として働く。叔母のいるスペイン・マドリッドに滞在中、フェデリコ・ガルシア・ロルカとパブロ・ネルーダーと出会う。ネルーダからサルバドル・ダリやアンドレ・ブルトンの紹介を受ける。ブルトンは、マッタのドローイング作品を気に入り、1937年シュルレアリストのグループにマッタを招く。スペイン市民戦争(1936-1639)により、1939年、ニューヨークに向かう。1948年、ヨーロッパに戻るが、シュルレアリスト運動から離れる。1954年にパリに移住する。そして、1970年にチリに戻る。35年間、チリから離れていたマッタであったが、チリ民衆の一人である想いは持ち続けていた。

 サルバドル・アジェンデが、人民連合の統一候補として1970年大統領となり、チリに社会主義政権が誕生する。

 「まず一番にチリにいて何に根ざしているかを知る必要があるだろう。自らの思想なのか?身体なのか?それとも二本の脚なのか?まさにそれは魂なのだ。長きの間、魂はここにあったのだ」。社会や政治が不穏な情況の下、El Sur誌1970年9月13日号で語った、祖国チリとの関係を示すロベルト・マッタの言葉だ。

 3年後の1973年9月11日、合法的に選出されたチリ社会主義政権は軍の武力によって覆された。左翼政治思想に傾注していたマッタは、軍事独裁政権からパスポートを無効にされ、彼の作品は、軍事政権から損壊を受けた。1990年になるとチリは文民政権に代わり、1992年には、チリから国家芸術賞を受賞する。

展覧会カタログが刊行されているが、入手ルートを現在調査中。

下記は、生誕100年展のカタログ。入手可。

Mattacentenario111111_2
Matta : Centenario 11.11.11
11 de noviembre 2011 - 26 de febrero 2012
Centro Cultural Palacio La Moneda, Santiago de Chile, 2012
$102.77 (190-01)

 現在、「ゴードン・マッタ=クラーク展」が東京国立近代美術館で9月17日まで開催されている。ゴードン・マッタ=クラーク(1943-1978)は、ロベルト・マッタの息子にあたる。

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