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2022年11月

2022年11月28日 (月)

秋の二題

秋の二題
横浜では、近くの公園の銀杏並木の黄金色がさぞかし秋の空に映えていることだろう。
境町で仮住まいする近辺には銀杏は見当たらない。
今日懐かしい(少しおおげさか)銀杏の鮮やかな黄金色を見つけた。芋づる画廊(干し芋カフェ@境町)でのこと。画面から黄金色が飛び出してくるかのごとく秋の情感が。
卯野和宏の《Pages(境町さくらの森パークの夕暮れ》
かと思ったら、こちらには周辺の秋の色をおもっきり吸い込んでいる画面があった。
内海聖史の《色彩の下/no.2022-53(焼き芋カラー)》
秋のカーテンの隙間から冬の顔が覗いているとでも書きたいところだが、昨今季節がずれ、季節が失われている。
温暖化と絵の関係って....。
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2022年11月24日 (木)

『膠を旅する』から

『膠を旅する』から
主亡き画材。
もうそこからは何も描かれることはないが....。
残された者が主亡き画材について書いている文がある。
『膠を旅する』(内田あぐり監修2021年国書刊行会)で内田あぐりさんは、1987年に亡くなられた麻田鷹司のアトリエを訪れた時のことを綴っている。
「アトリエでは、麻田先生が絵具を練った指の痕跡までもついている絵具皿がたくさん見つかった。おそらく、病に倒れる直前まで使われていた絵具皿なのだろう。何十枚も洗わずにそのまま残されていたのだ。三十五年以上も絵具がしっかりと皿についたまま剥落もせず、薄紙に包まれてアトリエの道具箱に大切にしまわれていた。絵具を溶いた生々しい指跡や筆跡がそのまま残っている。絵具と膠をしっかりと練ることが大切であることを三十五年前の指跡は教えてくれる」。
この後、内田あぐりさんが麻田鷹司の絵皿の絵具を再生する様子の文が続く。「三十五年前の絵具は息を吹き返し、皿はとろりとした絵具で満たされていく」。
この夏、私は笠間日動美術館で、物故と活動中の画家たちが残したパレットを見ていた。
引用参照元:内田あぐり監修『膠を旅する』(2021年国書刊行会)の「はじめての膠」「三十五年前の絵具皿」「再生する絵具」より
「膠を旅する」展は、2021年武蔵野美術大学美術館で開催。
24noviembre2022
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2022年11月 6日 (日)

誕生50周年記念 ベルサイユのばら展 ベルばらは永遠に 東京シティビュー 11/20まで

貧困のフランス民衆の王政に対する不満からフランス革命が勃発し、革命裁判により、刑場の露と消えたマリー・アントワネットを下敷きにして、オスカル、アンドレ、ジェローデルの間で繰り広げられる情念の世界に読者を誘い、なんというかゴシップであり、気高き香気を感じさせる、池田理代子の漫画世界である。  
 
誕生50周年記念  
ベルサイユのばら展 ベルばらは永遠に  
東京シティビュー 11/20まで  
 
内覧会にて写真撮影  
 
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