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2017年10月 2日 (月)

特別展「運慶」 UNKEI The Great Master of Buddhist Sculpture

 古刹名刹巡りする人のみならず、運慶は小学校より聞きなじんだ名前だ。日本でいちばん知られている仏の彫刻師、運慶の作を各地から集めた最大の展覧会が、東京国立博物館(東京・上野)で、11月26日まで開催されている。

興福寺中金堂再建記念特別展 「運慶」

会期 2017年9月26日(火)-11月26日(日)
    ※会期中、一部作品の展示替えあり。
会場 東京国立博物館 平成館 (上野公園)
    東京都台東区上野公園13-9
    特設サイト http://unkei2017.jp/
開館時間 9:30-17:00 (入館は閉館の30分前まで)
    ※金曜・土曜および11月2日(木)は21:00まで開館
休館日 月曜日 ※ただし10月9日(月・祝)は開館
料金 一般1600円 大学生1200円 高校生900円 中学生以下無料
    ※20名以上の団体料金あり。
    ※障がい者とその介護者1名は無料。入館の際に障がい者手帳など要提示。
    ※そのほかの割引制度あり。詳細は特別サイトを参照。

主 催 東京国立博物館、法相宗大本山興福寺、朝日新聞社、テレビ朝日
協 賛 あいおいニッセイ同和損保、鹿島建設、JR東日本、大和証券グループ、凸版印刷
協力 神奈川県立金沢文庫、小学館、ビックカメラ
後援 TOKYO FM

問い合わせ先 Tel 03-5777-8600

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公式カタログ
A4変型判 322頁
3000円(税込)

 生涯に多くの作品を残した運慶と縁の深い奈良・興福寺の中金堂再建記念事業として企画された本展には、同寺所蔵の運慶の作品が出品されるほか、京都、和歌山、愛知、静岡など各地で大切に守り継がれてきた運慶作品計22体が結集し、史上最大の運慶展が実現した。

 運慶は、父康慶から造像を学んだ。「第1章 運慶を生んだ系譜-康慶から運慶へ」は、康慶・運慶の源となった奈良仏師の作品と、康慶・運慶の初期の作品を紹介する。

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阿弥陀如来および両脇侍坐像
平安時代・仁平元年(1151)
奈良・長岳寺 重要文化財

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仏頭 運慶作
鎌倉時代・文治2年(1186)
奈良・興福寺 重要文化財

 運慶は、鎌倉幕府、東国武士にかかわる造像で、伝統に縛られず、大胆に個性が発揮できた。「第2章 運慶の彫刻-その独創性」では、≪毘沙門天立像≫や存在感と品格を併せ持つ≪八大童子像≫などが展示。

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毘沙門天立像 運慶作
鎌倉時代・文治2年(1186)
静岡・願成就院 国宝

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不動明王立像 運慶作
鎌倉時代・文治5年(1189)
神奈川・極楽寺 重要文化財

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毘沙門天立像 運慶作
鎌倉時代・文治5年(1189)
神奈川・極楽寺 重要文化財

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世観菩薩立像(左) 無著菩薩立像 運慶作
鎌倉時代・建暦2年(1212)頃
奈良・興福寺 国宝
(右奥は、四天王立像の広目天立像)

 「第3章 運慶風の展開-運慶の息子と周辺の仏師」では、運慶の仏師となった六人の息子たちのなかから、湛慶と康弁の作を紹介する。

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左から、善膩師童子立像、吉祥天立像、毘沙門天立像 湛慶作
鎌倉時代・13世紀
高知・雪蹊寺 重要文化財

 運慶の作品は、今もなお調査研究は進んでおり、X線CT調査によって得た像内の納入品の映像は運慶研究を進展させた。本展では、こういった新知見も紹介される。

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