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2017年5月

2017年5月14日 (日)

Adiós Utopia: Dreams and Deceptions in Cuban Art Since 1950

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Raúl Martínez, Rosas y Estrellas (Roses and Stars), 1972, oil on canvas, Patricia & Howard Farber Collection, New York. © Archivo Raúl Martínez

 本展は、社会的ユートピアに対するキューバの革命理想(それに続く幻滅)がどのようにキューバ美術の65年間を方向づけてきたかを通観する。50名を超えるキューバの美術作家とデザイナーの作品のなかから重要な100余点の作品(絵画、グラフィック・デザイン、写真、映像、インスタレーション、パフォーマンス)を展覧できる。

 20世紀、21世紀というキューバ史の重要な時代を軸にして、「Adiós Utopia」展は、ニューヨークのMoMAで1944年に開催された「Modern Cuban Painters」展以来、アメリカ合州国で今日まで紹介された近現代のキューバ美術を包括する重要な展覧会となる。

 数多くの美術作家たちがキューバから海外に仕事を求め移住した。本展では、キューバに留まった美術作家たちの語られることがなかった物語や、フィデル・カストロが率いた1959年の革命以後、美術作家たちが辿った道に焦点をあてる。

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Adiós Utopia: Dreams and Deceptions in Cuban Art Since 1950

会場 The Museum of Fine Arts, Houston
    Houston, TX, USA
    https://www.mfah.org/

会期 2017年3月5日-5月21日

展覧会カタログ
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2017年5月13日 (土)

詩情の森-語りかたられる空間 THE POETRY

 KAAT神奈川芸術劇場(横浜市中区)は、数年前から、リハーサル室、ホワイエ、劇場内の小さな部屋を使って、美術作品の展示活動を行ってきた。『突然ミュージアム』と称されるこの展示活動をより発展させた«KAAT EXH|IBITION»が本年度から始まっている。本来美術空間に展示される作品を、敢えて劇場空間に持ち込み、作品世界の広がりを追及する試みだ。

 ≪KAAT EXHIBITION≫の第一弾として開催されている『詩情の森-語りかたられる空間』は、角文平(彫刻)、金子富之(日本画)、田中望(日本画)、藤堂(彫刻)、長沢明(日本画)、三瀬夏之介(日本画)の6人の作家たちが、これまでの活動の枠組みを超えた実験的なアプローチを試みている。

 本展に合わせて開催される「オープンシアター2017」は、彫刻、映画、写真、漆芸の現代美術作家と作品が劇場のあらゆる場所に出現し、劇場といかに関係するかという実験が試みられる。(イベントの詳細は下記の特設ウェブサイトまで)

詩情の森-語りかたられる空間
角文平 金子富之 田中望 藤堂 長沢明 三瀬夏之介

会場 KAAT神奈川芸術劇場 3F中スタジオ
    神奈川県横浜市中区山下町281
    ℡ 045-633-6500(代表)

会期 2017年4月30(日)-5月28(日) 会期中無休
    10:00-18:00(入場は閉場の30分前まで)

入場料 一般600円 学生・65歳以上500円 高校生以下無料
※障害者手帳所持者と付き添い1名は無料
※10名以上の団体は100円引き

特設ウェブサイト http://kaat-seasons.com/exhibition2017/

主催 KAAT神奈川芸術劇場
支援 平成29年度文化庁劇場・音楽堂等活性化事業
助成 一般財団法人地域創造
後援 神奈川県教育委員会、横浜市教育委員会
協力 ART FRONT GALLERY、IMURA ART GALLERY、MIZUMA ART GALLERY
    多摩美術大学、東北芸術工科大学、NHK横浜放送局

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2017年5月 8日 (月)

特別展 茶の湯 Chanoyu-The Art of Tea Ceremony, The Essence of Japan

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名碗オールスターズ!」
天下の武将や茶人たちが手にした国宝級の名碗などが一堂に会する

 東京国立博物館の本館北側の庭園には、九条館、応挙館、六窓庵、転合庵、春草廬の5棟の茶室がある。いずれも各地から移築された由緒ある庵と建築物。これらの茶室を抱える東京国立博物館では、1980年の「茶の美術」展以来の大規模な展覧会となる「特別展 茶の湯」が6月4日まで開催されている。

 中国との活発な往来から、日本人に茶を喫する風習が広まった。茶道具はその風習とともに発達する。茶の湯は、天下人から大名、町衆まで広がり、興隆の礎が築かれた。本展は、茶の湯の歴史の展開を五章に分けて観ることができる。

 12世紀の頃、中国からもたされた抹茶の新しい喫茶法が、上流階級の間に広まった。室町時代になると、権力者たちは、舶来の美術品「唐物」を集めたり飾ったりすることで、権威を示した。「第一章 足利将軍家の茶湯―唐物荘厳と唐物数寄」では、足利将軍家のコレクション「東山御物」を中心として、唐絵、唐物の名品を紹介する。

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国宝 油滴天目【中国・建窯 南宋時代・12 ~ 13 世紀】 大阪市立東洋陶磁美術館蔵

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重要文化財 青磁輪花茶碗 銘 馬蝗絆【中国・龍泉窯 南宋時代・12 ~ 13 世紀】 東京国立博物館蔵

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国宝 紅白芙蓉図
【李迪筆 中国 南宋時代・慶元3 年(1197) 】 東京国立博物館蔵(展示期間:5 月23 日~ 6 月4 日)

 斜陽を迎えた室町幕府の新たな文化の担い手となる町衆が急速に力をつけ、茶の湯を嗜む人々の層が拡大する。第一級の「唐物」ばかりでなく、日常の暮らしのなかから自ら心と眼にかなうものを見出し、取り合わせる「数寄」の茶、いわゆる「侘茶」が生まれる。「第二章 侘茶の誕生―心にかなうもの」は、「唐物」から「高麗物」「和物」へと茶道具に対する価値観の変遷をたどり、侘茶の美術を展覧する。

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重要文化財 灰被天目 銘 虹【中国 元~明時代・14 ~ 15 世紀】 文化庁蔵

 千利休(1522-91)によって侘茶が大成され、茶の湯は天下人から大名、町衆へと、より広く深く浸透する。利休にまつわる道具を、「利休がとりあげたもの」と「創造したもの」という二つの視点から紹介する「第三章 侘茶の大成―千利休とその時代」。利休の高弟の古田織部(1544-1625)の茶室「燕庵」が再現展示されている。

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重要文化財 黒楽茶碗 銘 ムキ栗【長次郎 安土桃山時代・16世紀】 文化庁蔵

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国宝 志野茶碗 銘 卯花墻【美濃 安土桃山〜江戸時代・16 ~ 17 世紀】 東京・三井記念美術館蔵

 江戸時代、茶の湯は変化の時代を迎える。足利将軍以来の武家の茶を復興しようとする動き、利休の精神を継承して家元を確立する動き、公家の雅な世界を取り入れて新しい茶風を創ろうとする動きが生まれ、それら相互に影響を及ぼしあう。「第四章 古典復興―小堀遠州と松平不昧の茶」では、武家の茶を復興した小堀遠州(1579-1647)にまつわる道具を中心に、江戸時代前半の茶の湯を展覧するほか、江戸後期に茶の湯の再編、再興につとめた松江藩松平不昧(1751-1818)にまつわる道具、三井家や鴻池家、関戸家などの豪商が所蔵した名品を紹介している。

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古銅象耳花入 銘 キネナリ【中国 明時代・14 ~ 15 世紀】 東京・泉屋博古館分館蔵

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重要文化財 粉引茶碗 三好粉引【朝鮮 朝鮮時代・16 世紀】 東京・三井記念美術館蔵

 幕末から明治時代にかけて、寺院や旧家から、宝物や茶湯道具が一斉に世の中に流出する混乱のなかで、平瀬露香(1839-1908)、藤田香雪(1841-1912)、益田鈍翁(1848-1938)、原三溪(1868-1939)らの実業家たちは財力と独自の眼をもって、茶湯道具を蒐集し、一大コレクションを築き上げる。「第五章 新たな創造―近代数寄者の眼」は、畠山即翁(1881-1971)を加えた五人の数寄者(趣味人)のコレクションからそれぞれ代表する名品を展覧し、改めて日本文化の真髄ともいうべき茶の湯の魅力についてふれている。

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特別展 茶の湯
Chanoyu-The Art of Tea Ceremony, The Essence of Japan

東京国立博物館 平成館
東京都台東区上野公園13-9

2017年4月11日(火)-6月4日4(日)
休館日 月曜日
開館時間 午前9時30分-午後5時
※金曜・土曜は午後9時まで、日曜は午後6時まで。
※入館は閉館の30分前まで。

観覧料 一般1600円 大学生1200円 高校生900円
※団体割引料金あり(20名以上)。
※中学生以下は観覧料無料。
※障がい者とその介護者1名は無料(入館の際障がい者手帳提示)。
※ほかにも割引チケットあり。詳細は展覧会公式サイトまで。

展覧会公式サイト http://chanoyu2017.jp
問い合わせ 03-5777-8600 (ハローダイヤル)

主催 東京国立博物館、NHK、NHKプロモーション、毎日新聞社
特別協力 表千家不審菴、裏千家今日庵、武者小路千家官休庵、薮内燕庵、遠州茶道宗家、江戸千家宗家蓮華庵、江戸千家、大日本茶道学会、茶道宗徧流不審庵
協賛 伊藤園、トヨタ自動車、日本写真印刷、三井住友海上火災保険、三井物産

特別展「茶の湯」図録
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A4判変形 432頁 2800円(税込)
論考5本、コラム10本で、最新の茶の湯研究を紹介。
展覧会特設ショップにて販売中。

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展覧会特設ショップで販売されている「茶の湯」関連商品

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2017年5月 6日 (土)

リアルのゆくえ-高橋由一、岸田劉生、そして現代につなぐもの

 移入されて150年を経た写実が、どのように変化し、また変化しなかったのか、日本独自の写実とは何かを、高橋由一、岸田劉生等の作品、現代の写実作家の細密描写による作品により検証し、絵画における写実のゆくえを追う。
 
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岸田劉生《麗子肖像( 麗子五歳之像)》、1918 年、油彩・キャンバス、東京国立近代美術館
 
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長谷川潾二郎《猫》、1966 年、油彩・キャンバス、宮城県美術館
 
 
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リアル(写実)のゆくえ
高橋由一、岸田劉生、そして現代につなぐもの

平塚市美術館
神奈川県平塚市西八幡1-3-3
電話 0463-35-2111

2017年4月15日(土) -6月11日(日)
開館時間 9:30 -17:00(入場は16:30 まで)
休館日     月曜日
観覧料金  一般800円 高大生500円
       ※団体料金(20名以上)あり
       ※中学生以下、毎週土曜日の高校生は無料
       ※各種障がい者手帳の所持者と付添1 名は無料
       ※ほかにも割引制度あり 詳細は美術館ホームページまで   

主催         平塚市美術館
制作協力  NHKプラネット中部
協賛         神奈川中央交通株式会社

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