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2017年3月

2017年3月15日 (水)

草間彌生 わが永遠の魂  YAYOI KUSAMA: My Eternal Soul

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草間彌生©YAYOI KUSAMA

 前衛芸術家で小説家でもある草間彌生(1929年長野県松本市生まれ)の2000年以降の近作と、創作初期から60年近い歩みを紹介する過去最大級の個展「草間彌生 わが永遠の魂」が、国立新美術館(東京・六本木)で、5月22日まで開催されている。

 本展全体は大きく二分され、最初に踏み入れた第1部の広いスペースから、隙間なく壁面に展示された色鮮やかな大画面の作品群が目に飛び込んでくる。

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 草間は、これらの大画面の絵画連作「わが永遠の魂」を2009年から描きはじめる。二メートル四方近いサイズもある作品を、平日の二日から三日で1作のペースで、本展開催までに520作を完成させた。今展にその四分の一にあたる132点を出品している。また同じ展示スペースの中央には、7点の花の彫刻作品の展示もあり、現在の草間ワールドを堪能できる。

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「わが永遠の魂」シリーズより≪しのびがたい愛の行方≫ 2014 ©YAYOI KUSAMA

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「わが永遠の魂」シリーズより≪私に愛を与えて≫ 2015 ©YAYOI KUSAMA

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「わが永遠の魂シリーズ」より≪原爆の足跡≫ 2016 ©YAYOI KUSAMA


 1929年長野県松本市の種苗業を営む家で生まれた草間彌生は、松本高等女学校(現:長野県松本蟻ヶ崎高等学校)を卒業後、1948年京都市立美術工芸学校(現:京都市立銅駝美術工芸高等学校)の4年生最終課程に編入して日本画を学び、翌年卒業する。

 その後、タケミヤ画廊(東京)、求龍堂画廊(東京)などで個展を開催。アメリカで草間の作品が高く評価されたことがきっかけで、1957年渡米する。アメリカでは絵画ばかりでなく、オブジェ、インスタレーション、パフォーマンス、映画、小説などと幅広い創作活動を行っている。

 本展の第2部では、20世紀の草間の50年余りの活動を回顧する。後年の草間作品に一貫してみられる同一形状を繰り返す描写がある≪玉葱≫(1948年)や≪残夢≫(1949年)などの初期作品の展示から始まる。ニューヨーク時代(1957-1973年)に移ると、突起状の形態で覆われたソフト・スカルプチャアやパフォーマンス(ハプニング)など、性や食に対するオブセッション(強迫観念)を主題にした先駆的な作品群が続く。

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≪トラヴェリング・ライフ≫ 1964 ©YAYOI KUSAMA 京都国立近代美術館蔵 撮影:上野則宏

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≪生命の輝きに満ちて≫ 2011 Courtesy of Ota Fine Arts, Tokyo/Singapore; Victoria Miro Gallery, London: David Zwirner, New York ©YAYOI KUSAMA

 体調を崩して1973年に帰国した草間は、入院生活を送りながら活動を再開する。1990年代までの作品を見終えると、再び「わが永遠の魂」の作品群が並ぶ展示室に戻って、展覧は締めくくられる。

≪草間彌生から世界のみなさんへメッセージ≫
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国立新美術館開館10周年
草間彌生 わが永遠の魂
YAYOI KUSAMA: My Eternal Soul

会期 2017年2月22日(水)- 5月22日(月)
休館日 毎週火曜日 ※5月2日(火)は開館
開館時間 10:00 - 18:00 金曜日は20:00まで(入場は閉館の30分前まで)
       ※4月29日(土)-5月7日(日)は毎日20:00まで開館
会場 国立新美術館 企画展示室1E
    〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2
主催 国立新美術館、朝日新聞社、テレビ朝日
協賛 鹿島建設、岡村印刷工業
協力 草間彌生スタジオ、パナソニック、TOKYO FM
問い合わせ 03-5777-8600(ハローダイヤル)
公式ホームページ http://kusama2017.jp/

公式カタログ
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草間彌生による詩や、貴重な写真も多数掲載。
作家紹介、詳細な年譜などの資料も充実。
2,800円(税込) 300ページ、A4変形
ミュージアムショップで販売中。

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2017年3月 4日 (土)

Identities in Transit : Portuguese Women Artists since 1950

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Identities in Transit : Portuguese Women Artists since 1950
遷移するアイデンティティ:1950年以降のポルトガル女性アーティストたち
Wadham College & Taylor Institution LIbrary, Oxford, ENGLAND
Exhibition: Taylor Institution Library, 10-24 March 2017
Opening times: Mon-Fri, 9:00-18:30; Sat, 10:00-15:00
Workshop: Wadham College, 16-18 March, 2017 (NB: This is an invitation-only event)

Focusing on the transnational in the life and works of Paula Rego, Ana Hatherly, Lourdes Castro, Maria Velho da Costa and Menez.

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